なぜか投資関連の話題よりも
こっちの需要の方が多い様に感じる。
ん?大丈夫か僕。
気にせず
話の続きを書きます。
両親にパソコン禁止令を出された僕はここで初めて
「ほな!もういいわ!家出するわ!」と言い放った。
それまで家出なんてしたことない僕は親はどうせ行かないだろと思っていたので止めもされなかった。
僕は無我夢中で荷物をまとめてリュックを背負って出て行った。
ありったけのお小遣いもポケットに入れて。
家を出たはいいものの行く当てもないし、どうする事も出来ない。
とりあえず今日はもう夕方だし、どこかで寝ないといけない。
友達に連絡するのもなぜか気が引けたし、親が連絡している可能性があるので難しい。何より携帯が無い僕は連絡の手段もない。
ぶらぶら途方もなく歩いていると。
小さい時に遊んでいた公園にたどり着いた。
よくある屋根のあるベンチのようなところで、寝る事にする。
夏休みなので寒さなどは大丈夫だったが、
蚊が凄まじいくらい飛んできて全然寝れなかった記憶がある。
あっという間に朝が来て僕の家出が本格的なものになっている事が
自分で何故かうれしかった。でもこのままじゃどうする事も出来ない。
二日目はスーパーのベンチで寝る事にする。
うとうとしていると、誰かが警察を呼んだのだろう遠くから赤いランプが近づいてくるのが見えた。
あのパトカーは僕のところに来る!!と感じた僕は逃げるようにすぐ場所を移動した。
何も食べてないしお腹も空いている。お金はまだ使うとだめだ。
僕が思いついたのは家から盗ってこよう。
親は日中仕事と父の両親の病院に行っている事が多い。
この間に家に戻って食料を補給しなければならない。
三日目の昼に家に戻るとやはり誰もいなかった。
僕はパソコンの電源を入れ、起動中の間に食べ物や着替えなどを入れ込む。
パソコンを起動して、僕はチャットを使って彼女に連絡を取ろうとするのでは無くすぐにバスのチケットを申し込んだ。
「彼女に会いたい。」
その思いだけで僕は行動出来ていた。
バスの旅費は僕の所持金では足りなかったので、
いろんな物を友達に買い取ってもらって、何とか工面した。
近くの銭湯に夕方から行きお風呂に入って、バス乗り場に向かう。
彼女に伝えてる訳ではないので会えるかどうかも分からない。
今考えると相当迷惑な奴だ。
バスに乗り込み、天井を見て思った事を今でもしっかり覚えている。
「これからは何とかして一人で生きていかないといけない。
絶対なんとかしてやる!」
愛ってすごいなと今振り返るとしみじみ感じる。
そして八時間ほど揺られまたやってきた
彼女の地元へ。
僕は家にもう帰らないつもりだったのでいつでも会える距離に入れる事が何よりうれしい。
彼女の家の近くをとりあえず一日ぶらぶらしていた。そうすると学校帰りの彼女に会う事が出来た。
彼女は驚いてびっくりしていた。とりあえず部屋に入れてもらった。彼女母親はシングルマザーで看護師をしている。今日は夜に帰ってくるらしい。
夜相談に乗ってもらう事にした。
僕は安心して寝てしまった。
久しぶりの布団で寝るまでの時間は一瞬だった。
彼女の隣で寝る事が出来て幸せだった。
ふと目が覚めると、彼女の部屋の窓が赤く光っている。
「ん?」目を凝らしてみると点滅しているようだ、
これは!!警察だ!と思った僕は即座に窓から脱走した。
彼女の家はよくあるハイツのようなところの二階だった。
無我夢中で飛び降り靴も履かないまま走って逃げた!!
続く。
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