Blog

しさと誕生秘話4-家出編-

長くなりそうなのでいったん鬼滅の刃の様に~編で区切っていこうとおもう。

走って逃げた後僕はその日とりあえず埼玉県でも公園で寝る事になる。
その夜はどらえもんに出てくるような土管のような遊具の中で寝た。

お昼ごろおそるおそる彼女の家に行くと靴と手紙が外に置いてあった。

夕方には学校終わるから16時に○○高校の近くにいてね。

これよかったら食べて。

と菓子パンと靴と置いてあった。

有難く頂き、一人で公園で作戦を立てる。
僕はどうにか寝るところを確保しなければならないと考えて。

公園をもう少し歩いたところにある林を見つける。
恐らく所有者もいるのだろうが手入れもされておらず小さな山みたいになっていた。
僕はここにあるプレハブを寝床にするか考えてとりあえず買い出しをしなければと考え。
駅にふらっと行き鍵のかかっていない自転車を悪いと思いながら拝借した。

それに乗って意気揚々と彼女を迎えに行くのだ。
彼女と合流後、二人乗りでイトーヨーカドーに向かう。
道中にこの自転車どうしたの?
盗んだと正直答えた。その時なんて言われたかは覚えていない。

だがここで大きなサイレンと共に
「そこの自転車止まりなさいー!!」

と言われる。

ここで万事休す。
住所や電話番号を聞かれ、僕は素直に奈良県~と全て答え、そして、自転車も盗難である事を伝えた。
そうすると、どうやら両親から捜索願が出されていたらしくそのまま保護となり署に連行された。
署に連行されしばらく事情聴取をされた。
彼女は親が迎えに来た。すさまじく怒っていた。
「うちの子も一緒に連れまわすのやめてっ!」と言われた。

今思うとそれも無理はない。
僕はなぜか彼女にもう会えない様な気がして凄く辛かったのを覚えている。

問題はまだある。
彼女は地元だが、僕は奈良県から来ている。
僕は未成年なので親に迎えに来てもらわな良ければならない。
埼玉県の警察が僕の両親に連絡を取る。両親が電話にでると受話器越しに凄まじい怒鳴り声が聞こえた。

「そのままもう施設にいれてくださいっ!」迎えには行きません!!
と言っていた。
警察は僕にお前のお母さん迎えに来ないって言ってるけど警察的には親御さんに来てもらわないとどうしようもないと説得され渋々親と電話を替わり「迎えに来てくれ」と言った。

その後色々あったが親と帰りのバスは終始無言。僕は家に帰ってすぐに家を出ようと思っていた。
振り返るとかなり横暴すぎて子供だったなと思う。

地元にバスが到着した後、母親の携帯がなる。相手の母親からの電話だ。

しばらくして僕に電話を替わってくれと、娘と話をしてほしいとの事だった。

その時の言葉ははっきり覚えてないが、

もう会えない。楽しかったけど、さよならしよう。思い出をありがとう。っていう様な内容だったと思う。
彼女も泣いていたし僕も外だったけどめちゃくちゃ泣いた。
彼女以外僕にはもう何もないとおもっていたし学校も行かず、高校にもいかずどうにかして生きていこうと考えていたぐらいだ。
結果的に立ち直るのに半年以上かかったと思う。
これで僕の中学の初恋は終わりを告げ月日は流れて受験シーズン到来。その後は反抗期もきつく髪を染めあまり柄の良い感じではない生徒になり中学卒業をすることになる。

両親にはあの出会いが全てを変えたと笑い話として言われている


ちなみに僕は今その夜行バスのバス停が徒歩圏内の所に住んでいる。
車で通るたびにいまだに思い出す。。。あの子元気かなぁ・・・

次回からはしさと誕生秘話-高校・社会人編ー
に移りますw

YouTubeチャンネルやってます!

YouTubeでガチのリアルタイムトレードや相場の読み解き方などを解説しています。
もしよかったらチャンネル登録してください!兼業の方やパパママトレーダーの方一緒に頑張りましょう!

チャンネルを見る




RELATED POST